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外壁塗装基礎知識

錆止め塗装とは?手順や種類・注意点を解説!

お読みいただきありがとうございます!『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』です。

屋根や屋外階段などの錆が目立ち始め、「何か対策を講じなければ」と焦っている人は多いでしょう。

錆が発生すると見た目の美しさが損なわれるばかりか、金属の構造的強度を弱めてしまいます。

そこでおすすめなのが、錆止め塗装です。
DIYをしたことがない人でも、自分で錆止め塗装をすることができます。

ただ、錆をしっかり防ぐには、いくつか注意すべきポイントがあります。
今回紹介する塗料の選び方や塗装の手順を参考に、錆止め塗装に挑戦してみてくださいね。

1. 錆止め塗装とは

錆止め塗装とは

錆止め塗装とは、金属の腐食を防ぐために、錆止め効果のある塗料を塗ることです。
錆止め塗料には防錆剤が含まれており、金属の表面に塗膜をつくることで、錆の原因となる水や酸素を遮断できます。

しかし、錆止め塗装をせずに露出したままの錆を放置すると、錆が徐々に広がってしまいます。
錆は見た目に影響を与えるだけではありません。
錆による腐食で雨漏りが起きると、シロアリが発生してしまいます。

シロアリは湿った木材をエサにするため、雨漏りで濡れた木材はシロアリにとって格好の住処です。
シロアリ被害により家の強度が低下すると、建物が倒壊するリスクが高まってしまうでしょう。

たとえ家の骨組みが鉄骨であっても、床組材や内装材などはどれも木材が使用されています。
シロアリのエサである木材が使われている以上、鉄骨住宅でも安心はできません。

さらに、雨漏りで湿度が上昇すると、カビやダニが増殖してしまうおそれもあります。
健康被害を招く可能性が高まることから、錆が発生したら錆対策をする必要があるのです。

2. 錆止め塗装はどんな箇所に必要か?

錆止め塗装は鉄や鋼材、亜鉛メッキ、さらにアルミやステンレスに使用できます。

例えば、以下のような箇所に錆防止として錆止め塗料を使用するのがおすすめです。

  1. ● 屋根(トタン、ガルバリウム鋼板、金属瓦など)
  2. ● 棟板金
  3. ● 外壁(サイディング、トタンなど)
  4. ● 雨戸(シャッター)
  5. ● 雨樋
  6. ● 庇
  7. ● 軒
  8. ● 鼻隠し
  9. ● 屋外階段
  10. ● ポスト
  11. ● フェンス

3.錆止め塗料の種類

金属の腐食を防ぐ効果のある錆止め塗料は、防錆塗料やさび止めペイントとも呼ばれています。

錆止め塗料は樹脂の分類によりエポキシ樹脂系、油性系、合成樹脂系に分類されます。
なかでも近年では、エポキシ樹脂系が主流です。

かつては、鉛化合物やクロム化合物が含まれた錆止め塗料が一般的に使われていました。
しかし、安全性の観点から鉛系やクロム系の錆止め塗料の使用が徐々に減少し、現在は鉛クロム不使用の錆止め塗料の開発が進んでいます。

錆止め塗料の種類 特徴
エポキシ樹脂系 ・最もオーソドックスな錆止め塗装
・防錆効果以外にも、付着性や防食性、耐久性にも優れている
油性系 ・防錆効果が高い
・塗料が乾燥するのに時間がかかる
合成樹脂系 ・防錆効果はやや劣るが乾燥は早い
・付着性や防食性、耐久性にも優れているためバランスがよい

3-1.エポキシ樹脂系

エポキシ樹脂系の錆止め塗料とは、接着剤として活用されているエポキシ樹脂に錆止めの顔料を入れた塗料です。

現在最も使用されている錆止め塗料で、素地の内部に浸透するエポキシ樹脂が脆弱な素地を補強します。
そのほか、付着性や防食性、耐久性、防錆効果にも優れているのが特徴です。

3-2.油性系

油性系の錆止め塗料は厚い塗膜を形成するため、防錆効果が高いのが特徴です。

ただ、塗料が乾燥するまでに時間がかかり、夏場で3〜4時間、冬場で6〜8時間かかるといわれています。

乾燥時間を守らずに重ね塗りしてしまうと、塗膜が剥がれたり膨れたりしてしまう原因になりかねません。
決められた乾燥時間を守り、錆止め塗料をしっかり付着させなければならないため、作業効率が悪くなってしまう塗料です。

そのため、最近では油性系の錆止め塗料はほとんど使用されていません。

3-3.合成樹脂系

合成樹脂系の錆止め塗料は、油性系と比較すると膜が薄く防錆効果がやや劣ります。
しかし、乾燥が早く、仕上がりがきれいになるのが特徴です。

接着性や防食性、耐久性にも優れており、作業効率などを考慮すると、錆止め効果と使いやすさのバランスが良い塗料といえるでしょう。

4. 錆止め塗料の色はどんな種類がある?

錆止め塗料の色はどんな種類がある?

錆止め塗料の色にはレッド(赤茶色)やホワイト、グレーがあります。
色の種類が豊富に取り揃えられているニッペホームプロダクツの錆止め塗料の場合、これら3色以外にもブラックやアイボリー、チョコレートさらにはブルーやグリーンがあります。

なかでも最もよく使われている錆止め塗料の色は、レッド(赤茶色)です。
かつて主流だった鉛系錆止め塗料の原料である鉛丹や亜酸化鉛、塩基性クロム酸鉛が、赤色であるため過半数を占める塗装の色がレッド(赤茶色)となりました。

鉛系錆止め塗料の使用が減っている昨今、使われる塗料の色は徐々に偏りがなくなっていくでしょう。

また、錆止め塗料の色は、雨風から表面を保護するための中塗りや上塗りとあわせるのがおすすめです。

錆止め塗料と異なる色を中塗りと上塗りで使用すると、複数の塗料を使用して余計な費用がかかってしまったり、耐久性が落ちてしまったりするなどのデメリットが生じることがあります。

そのため、錆止め塗料の色を決める際は、上塗りにも同じ色があるかどうかを事前にチェックしておくと良いでしょう。

ただ、塗装を業者に依頼した際、塗装回数の誤魔化しを防ぐために、色を変えることを提案される場合があります。

その際は、色を変えるメリットとデメリットを比較して色を決めてくださいね。

5.錆止め塗装の手順をご紹介

錆止め塗装の手順を紹介します。

錆を未然に防ぎ、塗装を長持ちさせるためには、適切な下地処理と正しい塗布が重要です。

今回紹介する手順通りに、錆止め塗装に挑戦してみてくださいね。

錆がつく前に塗装するのが基本ですが、すでに錆が進行してしまっている場合でも、少しの錆であれば塗装できます。

5-1.高圧洗浄

初めに、圧力洗浄機を使って汚れやほこり、錆などの表面の汚れを除去しましょう。
圧力洗浄機がないご家庭は、ホースやスプレーの活用をおすすめします。
ホースの先をつまんで水圧を上げたり、スプレーは霧状ではなく直線状に出したりして、勢いよく水を出して洗浄してください。

表面の汚れが落ちたら、乾かしましょう。
表面が完全に乾いていることを確認してから、次のステップに進んでくださいね。

5-2.ケレン

高圧洗浄が終わったら、ケレン作業に移りましょう。
ケレンとは下地を削ったり汚れを落としたりすることで、塗料の密着性を高める目的で行われます。

ワイヤーブラシやサンドペーパーなどを使って、剥がれかけた塗料や下地に付着した錆をしっかり除去しましょう。

ケレンが不十分だと、ほんの数ヶ月で塗料が剥がれてしまうおそれがあります。
たとえ塗料や錆が付着していなくても、目視では確認できない汚れが付着していると考えて、丁寧に行いましょう。

すでに錆が進行してしまっている場合は、ケレン作業を徹底して行ってくださいね。

5-3. マスキング

塗料がついたら困る箇所に養生シートなどでカバーをすることを、マスキングといいます。
塗料を塗らない部分には養生テープで養生シートを貼りつけ、塗料がついてしまわないようマスキングしましょう。

マスキングのコツは、養生テープをしっかり押さえながら貼ることです。
養生テープが下地から浮いていると、塗料が入り込んでしまいます。

テープを貼り終わった後もタオルや手で養成テープをしっかり押さえ、隙間がないかチェックしてくださいね。

5-4. 錆止め塗装

ローラーや刷毛を使用して、錆止め塗装をしていきましょう。
重ね塗りをしたからといって、耐久性が上がるわけではありません。
錆止め塗料の塗装回数は、1回を目安に行いましょう。

また、錆止め塗装の上から中塗り、上塗りをするため、それほど出来栄えを気にする必要はありませんよ。

ローラー選びに迷ったら、ミドルサイズかスモールサイズがおすすめです。長さでいうと、6~7inchくらいです。

大きいサイズのローラーは広い面積を塗るのに適していますが、塗料を含ませると片手で作業するには結構な重さになります。

塗装に慣れている方や、平らで広い範囲を塗装する必要がある場合であれば、9inchの大きめサイズも良いでしょう。

刷毛を使用する場合は、塗装箇所の凹凸の程度で毛丈のサイズを選びましょう。

毛丈が長いほど広い面積を早く塗れますが、凹んだ部分に塗料が行き渡りにくいというデメリットがあります。

中毛~長毛を選ぶと、凹凸のある塗装面でもキメの細かい仕上がりになりますよ。

5-5. 中塗り

雨風から表面を保護するために、中塗りをしましょう。
中塗りとは、錆止め塗装(下塗り)と上塗りの間に行われる作業のことです。

下塗りと上塗りだけでは、塗りムラが出てしまう場合があります。
塗料を3回重ね塗りすることにより、塗膜が厚くなるのです。
それにより防錆力が高まるのはもちろん、ムラのない美しい仕上がりになりますよ。

5-6. 上塗り

最後に、上塗りをしましょう。
基本的に、上塗りは中塗りと同じ塗料を使用します。

上塗は最後の塗装なので、丁寧に塗るのがポイントです。
まずは、塗料を伸ばすように全体に塗っていきましょう
最後に、一方方向にローラーや刷毛を真っすぐに動かして整えていきます。

途中で手を止めず端まで塗るのが、きれいに仕上げるコツですよ。

6.錆止め塗装の注意点

錆止め塗装の注意点

錆止め塗装の効果を十分に発揮させるためには、いくつかのポイントを押さえ、手を抜かずに行うことが重要です。

錆止め塗装の2つの注意点を紹介するので、塗装前に必ず目を通してくださいね。

6-1.最適な種類の錆止め塗料を選ぶ

錆止め塗装の効果を十分に発揮するためには、用途と地域を考慮して最適な塗料を選びましょう。

屋根や外壁などを塗装する場合は、耐久性に優れた油性系を使用するのがおすすめです。

エポキシ樹脂と比較して、紫外線や雨水による温度変化に強いのが特徴です。

一方、屋内で使用する場合は、臭いが比較的弱いエポキシ樹脂を選ぶと良いでしょう。

住む地域によっても、最適な錆止め塗料は異なります。
海沿いの家を塗装する場合は、塩害に強く比較的耐久性の高いエポキシ樹脂がおすすめですよ。

また、塗料を薄めるために使われる溶剤選びにも注意が必要です。

溶剤には強溶剤、弱溶剤、水性の3種類があります。
以下の通り、種類によって特徴が異なります。用途にあった塗料を選びましょう。

  1. ● 強溶剤:臭いが強い。銅やアルミに対する耐久力や接着力が高い。
  2. ● 弱溶剤:強溶剤と比べると臭いがきつくない。塗膜の上からでも塗装できるものがある。
  3. ● 水性:臭いがきつくない。環境に優しいが、溶剤系と比べて耐久性はやや劣る。

ただ、一概に使用すべき錆止め塗料や溶剤が決まっているわけではありません。
最適な錆止め塗料が分からないときは、塗装工事30,000棟以上の実績を誇る「ハウスメイク」にぜひご相談くださいね。

6-2.高圧洗浄やケレンなどの下地調整を慎重に

「錆止め塗料の効果は下地調整の良し悪しによって決まる」といわれるほど、塗装において高圧洗浄やケレンなどの下地調整は重要視されています。

塗料の密着を良くするため、塗装面が錆びていない場合にもケレン作業は必要です。

手間と時間がかかる作業ではありますが、錆止めの効果を十分に発揮させるためにも、手を抜かずに下地調整を行いましょう。

7.錆止め塗装のまとめ

錆止め塗装とは、金属の腐食を防ぐために錆止め効果のある塗料を塗ることです。
屋根や雨戸以外に、フェンスにも使用できます。
塗料の効果を最大限に発揮するためには、用途や地域によって使用する塗料の種類を選ぶことが重要です。

DIYが苦手な方でも今回紹介した手順通りに行えば、きれいに錆止め塗装できるでしょう。

ただ、塗装範囲が広い箇所や、屋根などの危険性を伴う箇所を錆止め塗装する場合は、プロにお任せするのがおすすめです。

千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』は、10,000棟以上の施工実績を持つ、地域密着型の外壁塗装業者です。
国家資格の1級塗装技能士やリウォール診断士が在籍しており、有資格者が丁寧に、確かなアドバイスをいたします。
日本ペイントの登録認定施工店なので、10年色褪せないプレミアム外壁塗装システム「ダイヤモンドコート」の施工にも対応しています。
外壁塗装をご検討の方は、ぜひ『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』へご相談ください。

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