塗膜防水(とまくぼうすい)とは?防水工事の種類と特徴 | 千葉の外壁塗装専門店 - ハウスメイク

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外壁塗装基礎知識

塗膜防水(とまくぼうすい)とは?防水工事の種類と特徴

お読みいただきありがとうございます!『千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』です。

「塗膜防水」はさまざまな場所に、簡単に施工できることが特徴です。
雨水を防ぐために必須な防水工事ですが、中でも塗膜防水を選ぶことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

この記事では、塗膜防水のメリットやデメリットについてご紹介します。
ほかの工法との違いについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

1. 塗膜防水(とまくぼうすい)とは?

塗膜防水は、塗料を塗り重ねて防水加工を施す方法です。
刷毛やスプレーを使い液体の塗料を下地に塗ることで被膜ができ、さらに塗り重ねることで防水層を作ります。

塗膜防水は、どのような形状の場所でも施工しやすい特徴があります。
室外機などの障害物が多くシート防水が難しい場所でも、塗料であれば簡単に塗り進めることが可能です。
そのため、屋根や外壁をはじめ、さまざまな場所で活用されています。
また、塗料による施工のため作業が比較的簡単で外観が美しく、安価なことも魅力です。

2. 塗膜防水(とまくぼうすい)のメリットとデメリット

塗膜防水のメリットとデメリットを、それぞれ詳しく見てみましょう。

2-1. 塗膜防水(とまくぼうすい)のメリット

塗膜防水の代表的なメリットは、以下の8つです。

  1. ● 複雑な形状の場所でも施工可能
  2. ● 工事が比較的簡単
  3. ● 費用が安く済む
  4. ● 継ぎ目のない仕上がりになる
  5. ● 狭い場所に向いている
  6. ● 短期間で施工できる
  7. ● 臭いや熱の発生が少ない
  8. ● 既存の防水層の上から塗装できる
複雑な形状の場所でも施工可能

塗膜防水は液体を塗り重ねる工法なので、室外機が多い屋上や複雑な形状の外壁などでも施工が可能です。
特殊な形状でも対応できるので、あらゆる場所で施工できます。

工事が比較的簡単

塗膜防水はコツがいることはもちろんですが、基本的に塗り重ねるだけの作業です。
たとえばアスファルト防水のように高熱で溶かすなどの必要はないため、工事は比較的簡単に行えることがメリットです。

費用が安く済む

ほかの工法に比べると、塗膜防水は安価です。
工事が比較的簡単で塗り重ねるだけとなり、元々防水層があっても撤去の必要がないため費用を抑えられます。

継ぎ目のない仕上がりになる

全体的に塗布して防水層を作る塗膜防水の場合、継ぎ目のないシームレスな仕上がりになります。
継ぎ目がないことは、外観の美しさだけでなく機能性の面でも、浸水を防ぎやすいというメリットがあります。

狭い場所に向いている

ベランダや外部階段などの狭い場所にも施工できるのが、塗膜防水のメリットです。
ちょっとした場所でも必要な分だけ塗り進められるので、自由度が高い工法です。

短期間で施工できる

塗膜防水は、短期間で施工できることも魅力です。
期間が短いため費用も抑えられる上に、手軽に施工を依頼しやすくなります。

臭いや熱の発生が少ない

塗膜防水の施工では、臭いや熱の発生が少ないため、住民だけでなく近隣住民へも不快感を与えにくいです。
アスファルト防水のように周囲への配慮が必要な工法ではないので、密集した住宅街での施工も可能です。

既存の防水層の上から塗装できる

既存の防水層があった場合でも、防水層を撤去せず塗り重ねるだけの施工ができます。
そのため、費用を抑え工期を短くすることが可能です。
また、防水層の機能が低下してきた際にも、再塗装するだけで良いことがメリットです。

2-2. 塗膜防水(とまくぼうすい)のデメリット

メリットが多い塗膜防水ですが、一方で知っておくべきデメリットもあります。

  1. ● アスファルト防水やシート防水より耐用年数は短い
  2. ● 仕上がりは職人の技量に左右される
  3. ● 乾燥させる時間が必要
  4. ● 広い場所には不向き
  5. ● 定期的にトップコートの塗り替えをする必要がある
アスファルト防水やシート防水より耐用年数は短い

耐用年数は、アスファルト防水やシート防水に比べて短いです。
そのため、塗り替えを含むメンテナンス回数は多くなりがちです。

仕上がりは職人の技量に左右される

塗膜防水は、職人が手作業で塗り重ねる工法です。
そのため、職人の技量によって仕上がりの質が変わります。
特に、均一な塗装は難しく、経験の浅い職人だとムラが大きくなることもあります。

乾燥させる時間が必要

塗り重ねる工法である塗膜防水は、塗布後に十分に乾燥させる工程が必要です。
たとえば、途中で雨が降ってしまうと、天候が回復してから再度乾燥させるための時間を確保しなければなりません。
また、雨が降ると硬化不良の可能性が出てきてしまう可能性があります。

そのため、天候によって工事期間が長くなってしまうことがあります。

広い場所には不向き

手作業で塗り進める塗膜防水は、広い場所の工事には向きません。
広い場所であれば、シート防水などを選ぶケースが多いです。

定期的にトップコートの塗り替えをする必要がある

耐用年数は10~15年とされる塗膜防水ですが、これは5~6年毎にトップコートを塗り替えた場合です。
トップコートが劣化してくると防水機能が低くなってくるため、定期的な塗り替えが欠かせません。

3.塗膜防水(とまくぼうすい)の種類は2種類

塗膜防水には、主に「ウレタン防水」と「FRP防水」の2種類があります。
それぞれの特徴は、下記のとおりです。

種類 特徴 メリット デメリット
ウレタン防水 ● 液体状のウレタン樹脂を重ねて塗り、建物への水の侵入を防ぐ
● 固まると、ゴム状で弾力のある防水膜ができる
● 工事日数が短く、工事費用も安い
● 狭い場所やさまざまな形状など、場所を選ばず施工できる
● 職人の技量により仕上がりに差が出る上に、仕上がりによって劣化が早まることがある
● 天候に左右されやすい
FRP防水 ● 繊維強化プラスチックを使った防水工事
● 衝撃に強く耐水性も高い
● 軽量なのに強度が高い
● 工期が短い
● 費用がやや高め
● 施工できる場所に制限がある

3-1.「ウレタン防水」の特徴とメリット

弾性があるウレタン樹脂を使用するウレタン防水の特徴は、浸水の可能性が少ないことです。
建物にヒビが入った場合でも、弾性があるウレタン樹脂の塗膜はヒビ割れに柔軟に対応するため、水が浸水しにくくなります。

ベランダや屋上などさまざまな場所、あらゆる形状に適用できるだけでなく、FRP防水よりもコストが安いことも魅力です。

3-2.「ウレタン防水」のデメリット

ウレタン防水は、職人の技量により仕上がりの質に差が出ることがデメリットです。
均一に塗るのは難しく、ムラによって薄塗りの部分ができてしまえば、そこから劣化しやすくなります。

また、施工中の雨が降ると再度乾燥させる必要があり、場合によっては硬化不良になることがあります。
天候によって工事期間が長引くことがあるため、注意が必要です。

3-3.「FRP防水」の特徴とメリット

FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチックを使用する工法です。
合成樹脂と繊維を混ぜた合成樹脂であるガラス繊維強化プラスチックは、軽量かつ強度が高くなっています。

ウレタン防水に比べると均一に施工しやすく、速乾性であることから工期が短いことも大きな魅力です。
また、平面以外の場所にも施工でき、歩行などの衝撃に強いことも特徴です。

3-4.「FRP防水」のデメリット

FRP防水は、ウレタン防水に比べるとコストが高めで、施工場所の制限がある点がデメリットです。
ベランダやお風呂場の床などで採用されるものの、どのような場所にも施工できるわけではありません。
また、臭いが気になりやすい点も覚えておくと安心です。

4. 塗膜防水(とまくぼうすい)と他の工法の違いと特徴

防水工事には、塗膜防水のほか

  1. ● シート防水(塩化ビニール)
  2. ● シート防水(ゴムシート)
  3. ● アスファルト防水

があります。
それぞれに特徴があるため、適切な工法を選ぶことが大切です。

4-1.シート防水(塩化ビニール)の特徴

塩化ビニールの樹脂で作られた防水シートを使い、防水処理を行う工法です。
シート防水は、広い場所でも一気に施工できることがメリットです。
また、シートを貼る作業なので、職人の技量に左右されず凹凸が発生しにくくなっています。

シート防水には

  1. ● 密着工法
  2. ● 機械固定工法

の2種類があります。

密着工法では専用の接着剤を使用し、機械固定工法では専用の機械を使用してシートを貼っていきます。
この時、シートの継ぎ目や端をしっかり密着させることが重要です。
密着させてシートが全体的に一体化すると、防水効果が発揮できます。

密着工法は比較的狭い場所に、機械固定工法は広い場所に向いている施工方法です。
特に、塩化ビニールのシート防水で機械固定工法を用いる場合、下地の劣化が激しくても防水加工に影響を受けないことが魅力です。

塩化ビニールのシート防水は、ゴムシートよりも耐久性や耐熱性が高くなっています。

4-2.シート防水(ゴムシート)の特徴

合成ゴムのシートを用いて、防水工事を施す工法です。

塩化ビニールと同様

  1. ● 密着工法
  2. ● 機械固定工法

の2種類があります。

ゴムシートは、塩化ビニールに比べて伸縮性や耐候性が高いことがメリットです。

4-3. アスファルト防水の特徴

昔から一般的に採用されてきたのが、アスファルト防水です。
合成繊維不織布で作られたシートに、アスファルトでコーティングしたルーフィングシートを複数重ねて仕上げます。
学校や公営住宅などの屋上といった、広い場所への施工で採用されることが多いです。

アスファルト防水には

  1. ● 熱工法
  2. ● トーチ工法

の2種類があります。

ほかの工法よりも耐用年数が高いですが、

  1. ● 木造建築には向かないこと
  2. ● アスファルトの溶解時に臭いや煙が発生すること

がデメリットです。

5.防水工事の種類で耐用年数も変わる?

いくつか種類がある防水工事ですが、それぞれで耐用年数が違います。

5-1.防水工事の種類別、耐用年数の目安について

各防水工事ごとの耐用年数の目安は、下記のとおりです。

工法 耐用年数
アスファルト防水 12~20年
シート防水 12~15年
FRP防水 10~15年
ウレタン防水 10~13年

ただし、上記はあくまでも目安です。
メンテナンス状況などによって耐用年数が変わることもあるため、注意しましょう。

5-2.防水工事のメンテナンスが必要な劣化症状の具体例

防水工事は紫外線などの影響を受けて劣化していくため、症状に合わせた対処が欠かせません。

色褪せる

トップコートが劣化すると、色褪せが発生します。
色褪せを放置すると防水層までダメージを受ける可能性があるため、早めの対処が必要です。

軽度の色褪せであればトップコートの塗り替えで問題ありませんが、防水層までダメージを受けている場合は再度防水工事が必要となることもあります。

表面がひび割れる

ひび割れ部分から浸水するため、早急な対処が必要です。
軽度のひび割れであれば簡単な補修で済むこともありますが、ひび割れが進むと防水層までダメージを受けてしまうこともあるため注意しましょう。

表面が剥がれる

表面が剥がれてしまうと防水効果が低下してしまい、悪化すると雨漏りしてしまいます。
また、防水効果が低下したまま放置すると下地まで雨水が浸水してしまうこともあるため注意が必要です。
補修が必要な場合は、できるだけ早めに業者へ相談しましょう。

雨漏り

雨漏りしてしまうということは、防水効果が発揮されていないということです。
防水層の劣化が進んでいることが考えられるため、早急に業者への相談が必要です。

6.よくあるご質問

よくあるご質問

ここでは、よくある質問を2つご紹介します。

6-1.ウレタン防水と塗膜防水(とまくぼうすい)の違いは何ですか?

液体状の樹脂によって防水工事を行うのが、「塗膜防水」です。
その中でも、ウレタン樹脂を使う工法を「ウレタン防水」と呼びます。

6-2.シート防水と塗膜防水(とまくぼうすい)の見分け方は?

塗膜防水は継ぎ目がなく、シームレスな仕上がりが特徴です。
これに対して、シート防水は一定間隔でシートが重なる部分があり、直線状のラインが入ります。

7.まとめ

さまざまな場所への施工が可能な塗膜防水は、既存の防水層の上からの施工もでき、継ぎ目のないシームレスな仕上がりが特徴です。
安価で工期も短いですが、天候の影響を受けやすく定期的なメンテナンスが欠かせない点には注意が必要です。

防水工事にはさまざまな種類があるため、場所によって最適な工法を選ぶ必要があります。
塗膜防水の良さを活かすためにも、専門の業者としっかり相談して施工へ進むようにしましょう。

ハウスメイクでは、防水工事のご相談も随時受け付けております。
まずはお気軽にお問い合わせ頂き、最適な防水工事を一緒に考えていきましょう。

千葉県の外壁塗装専門店 ハウスメイク』は、10,000棟以上の施工実績を持つ、地域密着型の外壁塗装業者です。
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